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尿毒症が増えると起こる”悪循環”

図1、図2

腎臓には糸球体と呼ばれる毛細血管のかたまりがあります。この糸球体は血液の中から尿毒症毒素を尿(おしっこ)に捨てるフィルターの役割を果たしています。 糸球体が1分間でどのくらいの血液をきれいにして尿のもとを作れるかを数字であらわしたものをGFR(糸球体濾過量)と言います。CKD(慢性腎臓病)が進んで腎臓の働きが低下するとこのGFRの数値が低くなってきます(表)。

GFRが低くなって捨てられる尿毒症毒素の量が減ると、体の中の尿毒症毒素がだんだん増えてきます。この増えた尿毒症毒素が、腎臓に悪影響を与えることにより、GFRはさらに低くなってしまうという悪循環が起こります。

表 ★GFRによるCKDの進み具合(病期)のめやす

※推算GFR:おおよそのGFRは、血清クレアチニン値、年齢、性別から推算することができます。

CKD診療ガイド2012より抜粋、要約

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