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経口吸着薬の役割

経口吸着薬

いずれ腎臓移植や透析療法を行うにしても、CKD(慢性腎臓病)で悪くなってきた腎臓の働きを、なるべく長持ちさせることは大切です。

そのためには、尿(おしっこ)と一緒に体の外に出にくくなり体の中にどんどんたまっていく尿毒症毒素を増やさないようにする工夫が有効です。それには、尿毒症毒素が腸の中から全身に運ばれる前に、大便(うんち)と一緒に体の外へ追い出す方法があります。

この方法にはとても特殊な炭(スミ)でできた「経口吸着薬」というお薬を飲みます。この炭が腸の中で尿毒症毒素をくっつけて、大便と一緒に体の外に運び出してくれるのです。このお薬を飲み続けて血液中の尿毒症毒素を増えにくくすれば、それだけ腎臓は長く働き続けることができるので、透析療法などを実施する時期を遅らせることが期待できます。

ただし、「経口吸着薬」の副作用として、便秘や食欲不振、吐き気や嘔吐、腹部膨満感などを生じることがあります。お薬を飲むにあたっては、お医者さんとよく相談し、指示に従うようにしましょう。

★経口吸着薬を飲むと・・・

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